透析看護認定看護師の仕事と役割を解説

メモをとる看護師

透析看護認定看護師の役割

日本国内で透析を行っている患者は30万人を超えています。(2011年12月末現在)糖尿病性腎症が原疾患の半数近くであることや、高齢化が進んでいることから、安全性の高い透析環境を提供することはもちろん、一人一人の患者に応じた個別性の高い看護が必要になっています。

透析看護認定看護師は患者の生活を維持・改善に向けた的確なフィジカルアセスメントをはじめとし、患者が透析の導入を受け入れ、それを継続していけるように患者に関わっていくことが役割です。

特に透析導入時にはそれを受け入れることができない患者やその家族は多いため、そうした人たちに対して、透析に対する理解を深めてもらう取り組みや、それを受け入れられるように寄り添っていくことが必要になります。

また、自ら実践するだけでなく、透析治療におけるアセスメントや具体的な対応について他の看護師に指導するとともに、関連する様々な医療スタッフと連携を図る調整役としての役割もあります。

認定看護師の授業内容

共通科目(150時間)


共通科目ではだけでなくすべての分野の認定看護師に共通する基本的な知識や技術を学びます。

「リーダーシップ」「文献検索・文献購読」「情報管理」「看護倫理」「指導」「相談」「対人関係」「看護管理」の8科目を履修します。

共通科目を通して認定看護師としての土台となる知識を学び、専門基礎科目や専門科目で得た知識を現場で活用できるようにするための能力を身につけます。

授業は講義形式だけでなく、グループワークを取り入れた参加型の授業が多く取り入れられています。以外の分野の受講生とも交流する場面があるので、多角的な視点で自分が選んだ分野を見つめる機会にもなります。

専門基礎科目


透析看護に必要な基本的な知識について学びます。

授業では「末期腎不全患者の看護概論」「腎不全の病態生理と治療法」「透析患者の身体機能」「患者および家族の理解のための理論」「リスクマネジメント」などを履修します。

専門科目


透析看護に必要な専門的な知識について学びます。

授業では「血液浄化療法に伴う技術」「維持透析技術」「在宅透析技術」「患者家族教育技術」「透析生活支援技術」「コーディネート技術」などを履修します。

学内演習


具体的な事例について看護の体験や理論・知識によって深く考察します。事例に関するディスカッションやプレゼンテーションなどを行います。

臨地実習

血液透析、腹膜透析において実績のある施設にて1ヶ月半程度の実習を行います。実際に透析を導入する患者を受け持ち、自らのテーマに沿ったケースレポートの作成を行います。

学内ケースレポート発表会(全学科合同)

講義や技術演習、実習先の医療機関で学んだことをすべての学科の学生に共有する発表会です。

自らの発表の準備や発表を通じて、学んだことを振り返りまとめることができる機会になるだけでなく、他の学生の発表から多くのことを学ぶ機会になります。

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