糖尿病認定看護師にはどんな役割と仕事があるのか

笑顔の看護師

糖尿病認定看護師の役割

糖尿病は様々な合併症を引き起こす可能性があるため、患者が健康的で人間らしい生活を送れるようにするためには継続的な支援をする必要があります。

糖尿病認定看護師の役割は生活習慣や食事に関する療養支援を通して、合併症の予防と合併症に対するケアを提供する事になります。

外来では糖尿病患者の血糖管理を含めた療養支援、糖尿病足病変に対するフットケアを実施します。

病院では他の疾患の合併症として糖尿病を患う患者も多いため、病棟の枠を超えた活動も必要です。糖尿病の予防については地域全体での活動も行います。

期待される能力としては糖尿病やその合併症に対する深い理解と、身体的・心理的・社会的な側面から包括的なアセスメントやケアができることが求められます。患者や家族が自ら予防できるような指導能力も必要です。

糖尿病認定看護師の授業内容

共通科目(150時間)


共通科目では糖尿病だけでなくすべての分野の認定看護師に共通する基本的な知識や技術を学びます。「看護管理」「リーダーシップ」「文献検索・文献購読」「情報管理」「看護倫理」「指導」「相談」「対人関係」「臨床薬理学」「医療安全管理」の10科目を履修します。

共通科目を通して認定看護師としての土台となる知識を学び、専門基礎科目や専門科目で得た知識を現場で活用できるようにするための能力を身につけます。授業は講義形式だけでなく、グループワークを取り入れた参加型の授業が多く取り入れられています。

糖尿病以外の分野の受講生とも交流する場面があるので、多角的な視点で自分が選んだ分野を見つめる機会にもなります。

専門基礎科目(150時間)


糖尿病や糖尿病看護に必要な基本的な知識を習得します。

日本における糖尿病とそのケアの現状・問題点や糖尿病看護認定看護師の必要性と役割について、及び糖尿病患者や家族の理解や援助方法について学びます。

専門科目(135時間)


糖尿病看護に必要な専門的な知識について学びます。

授業では「ライフステージに応じた生活調整・療養支援」「治療法と生活調整・療養支援」「合併症の病期に応じた生活調整・療養支援」などを履修します。

演習(150時間)


糖尿病ケアシステム立案や血糖パターンマネジメントの技術演習、フットケアの技術演習の他、実習先の医療機関で目にした具体的な事例を報告するケースレポートなどを行います。

実習(225時間)


教育機関から離れて1ヶ月半程度、近隣の医療機関で実習をします。

実習では「インスリン療法の事例」「発達段階別の事例」「合併症を持つ事例」の3側面をそれぞれ1事例以上経験します。看護計画の立案や記録をはじめとし、具体的な事例を報告するケースレポートも作成します。

講義で学んだ知識や技術を実際の看護の場面でいかに実践できるかが問われます。

学内ケースレポート発表会(全学科合同)


講義や技術演習、実習先の医療機関で学んだことをすべての学科の学生に共有する発表会です。

自らの発表の準備や発表を通じて、学んだことを振り返りまとめることができる機会になるだけでなく、他の学生の発表から多くのことを学ぶ機会になります。

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