手術看護認定看護師の仕事内容と役割とは

手術室

手術看護認定看護師の役割

手術医療は技術の進歩により高度化が進んでいます。一方で手術を受ける患者の手術に対する不安や恐怖は変わっておらず、看護師は患者の立場に立った看護の実践が求められます。

手術看護認定看護師の役割はそうした心理的な不安を取り除いて、安心して手術を受けられるようにすることです。

そのためには術前・術後訪問などから情報収集し、患者の身体面・心理面・社会面のアセスメントを行い、患者の安全を支えるだけでなく、患者が主体的に手術を受けられる意思決定の支援を行うことが重要です。

また、手術を受ける患者の担当看護師は外来、病棟、手術室と場所が変わるごとに変わっていくことになりますが、そういうときでも継続的な看護を実践できるようにするために、事前の情報共有をはかることが手術看護認定看護師には求められます。

手術中についても、手術看護認定看護師は手術チームの一人一人が専門性を発揮できるように、チームをマネジメントすることや、安全な手術を行うためのモニタリングやコーディネートを実践することが必要です。

認定看護師の授業内容

共通科目(105時間)


共通科目では手術看護だけでなくすべての分野の認定看護師に共通する基本的な知識や技術を学びます。「看護管理」「リーダーシップ」「文献検索・文献購読」「情報管理」「看護倫理」「指導」「相談」の7科目を履修します。

共通科目を通して認定看護師としての土台となる知識を学び、専門基礎科目や専門科目で得た知識を現場で活用できるようにするための能力を身につけます。

授業は講義形式だけでなく、グループワークを取り入れた参加型の授業が多く取り入れられています。手術看護以外の分野の受講生とも交流する場面があるので、多角的な視点で自分が選んだ分野を見つめる機会にもなります。

専門基礎科目(150時間)

手術看護に必要な基本的な知識について学びます。

授業では「手術侵襲と生体反応」「手術室医療安全管理」「手術室における感染管理」「手術を受ける患者・家族の心理」「手術医療における倫理」などを履修します。

専門科目(120時間)


手術看護に必要な専門的な知識について学びます。

授業では「看護学概論」「手術看護技術」「心理的支援の技術」「手術チームマネジメント」「手術看護技術指導」などを履修します。

学内演習(60時間)


手術を受ける患者の看護過程の展開(術前訪問、術中看護、術後訪問の計画、実践、評価)を通して、実践的な看護能力を身につけます。演習で学んだことを報告するケースレポートやプレゼンテーションも行います。

臨地実習(180時間)


教育機関から離れて1ヶ月半程度、近隣の医療機関で実習をします。

ハイリスク患者の看護過程の展開や手術看護技術の指導を通して、手術看護認定看護師に必要な看護実践能力、指導・相談・調整能力を養います。講義で学んだ知識や技術を実際の看護の場面でいかに実践できるかが問われます。

学内ケースレポート発表会(全学科合同)


講義や技術演習、実習先の医療機関で学んだことをすべての学科の学生に共有する発表会です。自らの発表の準備や発表を通じて、学んだことを振り返りまとめることができる機会になるだけでなく、他の学生の発表から多くのことを学ぶ機会になります。

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