脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の仕事と役割を解説

リハビリする看護師

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の役割

脳卒中は日本人の死因第4位で、寝たきりになる原因の第1位です。

高齢化の進展に伴い、今後も脳卒中患者数の増加が予測される中で、脳卒中に関する専門的な知識と技術をもった看護師へのニーズが高まったことを背景に誕生したのが、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師です。

脳卒中患者の多くは、意識障害や運動機能障害、高次脳機能障害など様々な障害を抱えています。

このような患者に対して、重篤化の予防ケアを行うほか、機能障害を最小限に抑えるために早期からリハビリテーションを進めていくことが重要です。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は脳卒中急性期の病態や治療を理解し、重篤化の回避、合併症の予防に努め、リスク管理を行いながら安全に離床を進めていく役割を担っています。

また、脳卒中の治療は医師、看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士など様々な職種が携わっていますが、よりよい看護を提供するためにはチームで連携して動くことが必要です。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師はその調整役としての役割もあります。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の授業内容

共通科目(105+45時間)


共通科目では脳卒中リハビリテーション看護だけでなくすべての分野の認定看護師に共通する基本的な知識や技術を学びます。

「看護管理」「リーダーシップ」「文献検索・文献購読」「情報管理」「看護倫理」「指導」「相談」の7科目に加え、選択科目として「対人関係」「臨床薬理学」「医療安全管理」を履修します。

共通科目を通して認定看護師としての土台となる知識を学び、専門基礎科目や専門科目で得た知識を現場で活用できるようにするための能力を身につけます。

授業は講義形式だけでなく、グループワークを取り入れた参加型の授業が多く取り入れられています。脳卒中リハビリテーション看護以外の分野の受講生とも交流する場面があるので、多角的な視点で自分が選んだ分野を見つめる機会にもなります。

専門基礎科目(120時間)


脳卒中リハビリテーション看護に必要な基本的な知識について学びます。

授業では「脳卒中リハビリテーション看護概論」「脳卒中の病態生理と診断および治療脳卒中患者の運動・認知機能障害とその評価」「脳卒中患者・家族の理解と支援」などを履修します。

専門科目(150時間)


脳卒中リハビリテーション看護に必要な専門的な知識について学びます。

授業では「脳卒中重篤化回避の支援技術」「急性期合併症予防の支援技術」「早期離床と日常生活活動自立に向けた支援技術」「生活再構築のための支援技術」「脳卒中回復支援ケアマネジメント」などを履修します。

学内演習(60時間)


脳卒中急性期にある患者や回復期・維持期にある脳卒中の患者の事例から、具体的な看護の方法について学びます。

臨地実習(180時間)

脳卒中の患者を受け持ち、コミュニケーションや障害ケア、看護師や他職種へのコンサルテーションなどの看護を実践します。実習終了後はケースレポートとしてまとめ、発表会で報告します。

学内ケースレポート発表会(全学科合同)


講義や技術演習、実習先の医療機関で学んだことをすべての学科の学生に共有する発表会です。

自らの発表の準備や発表を通じて、学んだことを振り返りまとめることができる機会になるだけでなく、他の学生の発表から多くのことを学ぶ機会になります。

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