救急看護認定看護師の役割と仕事内容

救急外来

救急看護認定看護師の役割

救急外来で患者の病態に応じて迅速な救命技術を提供するほか、心理的な不安を感じている患者や家族への早期ケアや院内トリアージを実施する役割があります。

災害時には状況に救急医療に従事する救急隊員や看護師、医師などと連携し、状況に応じた迅速な看護活動や心理的なサポートを行います。

救急看護認定看護師は認定看護師の認定資格の中でも最も早く認定された分野であることからも分かるように、専門性の高い医療知識と実践的な看護能力が求められます。

具体的には救急看護認定看護師には患者の急変時に必要な心肺蘇生の技術や重症度を判断して治療の優先順位を評価するトリアージの技術、外傷や熱傷のような目に見える病体や心不全や呼吸不全、内分泌疾患といった内因性の病態など、多種多様な救急独自の病態知識と判断能力などが必要になります。

救急看護認定看護師の授業内容

■共通科目(150時間)
共通科目では救急看護だけでなくすべての分野の認定看護師に共通する基本的な知識や技術を学びます。

「看護管理」「リーダーシップ」「文献検索・文献購読」「情報管理」「看護倫理」「指導」「相談」「対人関係」「臨床薬理学」「医療安全管理」の10科目を履修します。

共通科目を通して認定看護師としての土台となる知識を学び、専門基礎科目や専門科目で得た知識を現場で活用できるようにするための能力を身につけます。

授業は講義形式だけでなく、グループワークを取り入れた参加型の授業が多く取り入れられています。救急看護以外の分野の受講生とも交流する場面があるので、多角的な視点で自分が選んだ分野を見つめる機会にもなります。

■専門基礎科目(120時間)
救急患者のアセスメントに必要な知識を習得するフィジカルアセスメントとケア、救急・重症患者や家族の心理を理解し実際の看護に活用する能力を養うメンタルアセスメントとケアを学びます。

■専門科目(195時間)
救急看護に必要な専門的な知識について学びます。

授業では救急看護認定看護師の役割や機能について学ぶ救急看護概論、救急看護で求められる独特な看護技術を学ぶ救急看護技術、災害発生時の状況や現場に応じた看護を学ぶ災害急性期看護などを履修します。

■演習(120時間)
あらゆる現場で、状況に応じた迅速かつ確実な救急看護が実践できるようにするための技術演習の他、実習先の医療機関で目にした具体的な事例を報告するケースレポートなどを行います。

■実習(225時間)
教育機関から離れて1ヶ月半程度、近隣の医療機関で実習をします。

実習では、実際に家族の支援の看護経験や緊急技術の指導を通して、質の高い救急看護の実践能力と指導能力を養います。講義で学んだ知識や技術を実際の看護の場面でいかに実践できるかが問われます。

■学内ケースレポート発表会(全学科合同)
講義や技術演習、実習先の医療機関で学んだことをすべての学科の学生に共有する発表会です。

自らの発表の準備や発表を通じて、学んだことを振り返りまとめることができる機会になるだけでなく、他の学生の発表から多くのことを学ぶ機会になります。

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